第7章・高配当株 全20本中の12本目

米国の高配当ETF(SPYD・HDV・VYM・SCHD)のちがい。わたしの配当は日本株が中心、米国株はオルカンとS&P500で

高配当株を調べていると、SPYD・HDV・VYM・SCHD⁠といったアルファベットの名前をよく見かけます。どれも、アメリカの高配当株をまとめて買えるETF(上場投資信託)です。

この記事では、4つのちがいと、日本の高配当株との比べ方を書きます。

この記事でわかること 米国高配当ETFの4つのちがい/日本の高配当株との比べ方/わたしの持ち方

1. 4つのETFのちがい

ETF どんな株を選んでいるか 年間のコスト
SPYD S&P500のうち、配当利回りが高い約80社を、ほぼ同じ割合で 0.07%
HDV 財務が健全で、配当を続けられそうな約75社 0.08%
VYM 配当利回りが平均より高い、400社以上 0.1%未満
SCHD 10年以上続けて配当を出していて、財務の強い約100社 0.06%

どれもコストはとても低く、1つ買うだけで何十〜何百もの会社に分散できます。

  • 配当の多さ⁠を重視するなら、利回りの高い会社だけを集めたSPYD
  • 配当の伸び⁠を重視するなら、10年以上の連続配当で会社を選ぶSCHD
  • 分散の広さ⁠を重視するなら、会社の数が多いVYM

という選び方が一般的です。

2. 日本円で買える投資信託もある

ETFはドルで買うので、少しハードルが高く感じるかもしれません。SCHDに投資する日本の投資信託「⁠SBI・S・米国高配当株式ファンド⁠」なら、円で、100円からでも買えます。年間のコストは0.1227%⁠です。

3. 日本の高配当株と比べると

米国の高配当ETF 日本の高配当株
手間 1つ買えば分散できる 自分で銘柄を選ぶ
為替 円高になると、円での価値が下がる 影響は小さい
税金(NISA) アメリカの10%⁠は取り戻せない 0円
株主優待 なし ある会社も

いちばん大きいのは税金⁠です。米国の配当は、アメリカで10%引かれたあと、日本で20.315%引かれます。NISAで持てば日本の分は0円になりますが、アメリカの10%⁠は取り戻せません⁠(⁠「配当にかかる税金は約20%」⁠)。

NISAで配当をもらうなら、日本の高配当株のほうが、税金の面では有利。

4. わたしの持ち方

わたしの資産は、インデックスの投資信託⁠と日本の高配当株⁠の二刀流です(⁠「高配当株投資ってどんなもの?」⁠)。

米国株はインデックスの投資信託で持っているので、配当を受け取るための米国の高配当ETFは少しだけです。

  • 楽天証券で、SPYDを23株⁠(2026年6月時点)
  • SBI証券で、SBI・S・米国高配当株式ファンド⁠を少し

配当の柱は、日本の高配当株です。NISAなら、日本株の配当には税金がかかりません(⁠「配当にかかる税金は約20%」⁠)。

5. どんな人に向いている?

こんな人 向いているもの
銘柄を選ぶ手間をかけたくない 米国の高配当ETF・投資信託
NISAで配当を税金なしで受け取りたい 日本の高配当株
両方のいいところがほしい 日本株を中心に、米国を少し

まとめ

  • SPYDは利回り、SCHDは配当の伸び、VYMは分散の広さが特徴
  • 円で買いたいなら、SCHDに投資する日本の投資信託もある
  • NISAでも、米国の配当はアメリカの10%⁠が引かれる
  • わたしは、米国株をオルカンとS&P500で持ち、配当は日本の高配当株が中心。米国の高配当ETFは少しだけ

この記事はわたしの記録と考えです。特定の金融商品をすすめるものではありません。コストや中身は変わることがあるので、くわしくは各運用会社の資料でご確認ください。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール