東京海上が1株→15株に。「ワンコインで買える高配当株」になって考えたこと
2026年10月1日、東京海上ホールディングスが1株を15株に分ける「株式分割」をしました。分割の前は100株で70万円以上必要でしたが、分割のあとは1株500円ほど、100株でも5万円ほどで買えるようになりました。
わが家も東京海上を持っています。この記事では、株式分割とは何か、そして分割で何が変わって何が変わらないのかを、わが家の経験とあわせて書きます。
この記事でわかること 株式分割のしくみ/分割で変わること・変わらないこと/NTTの分割から考えたこと
1. 株式分割は「ケーキを切り分ける」こと
株式分割は、1株をいくつかに分けることです。ケーキを15切れに切り分けても、ケーキ全体の大きさは変わりません。株も同じで、
- 株の数は15倍になる
- 1株の値段は15分の1になる
- 1株あたりの配当も15分の1になる
- でも、持っている株の価値の合計と、もらえる配当の合計は変わらない
ということです(ことばの意味は 用語集 にもあります)。
2. 分割の日、アプリの数字がおかしくなった
分割の前後は、株価だけ先に15分の1になり、1株あたりの配当の予想がまだ古いまま、ということが起きます。わが家の自作アプリでも、9月末に分割した会社がいくつかあり、利回りがありえない数字で表示されました。
あわてて売り買いする必要はありません。分割の前後は、数字がそろうまで少し待つのが安全だと思っています。
3. 分割で変わること:買いやすくなる
分割でいちばん変わるのは、少ないお金で買えるようになることです。
東京海上は、1株500円ほど、つまりワンコインで買える高配当株になりました。単元未満株なら1株から買えるので、毎月少しずつ買い足しやすくなります。わが家も、分割のあとに少しずつ買い足しています。
さらに東京海上は、分割と同時に株主優待も始めました。100株を3年以上持つと優待がもらえます。分割のおかげで、100株が5万円ほどで手に入るようになったので、優待をねらいやすくなりました(主力銘柄の記事)。
分割で会社の価値は変わらない。変わるのは「買いやすさ」。
4. NTTの分割から考えたこと:分割したら上がる、とは限らない
株式分割が発表されると、「買いやすくなって人気が集まるから、株価が上がる」と言われることがあります。
でも、わが家が持っているNTTを見ると、そうとは限りません。NTTは2023年に1株を25株に分割しました。わが家の平均の買値は1株153円ほどです。いまの株価は170円前後で、分割から3年たっても、株価は大きくは上がっていません。
つまり、分割は「買いやすくなる」きっかけにはなっても、株価を上げてくれるものではないということです。わが家が東京海上を持っているのも、分割したからではなく、事業と配当に納得しているからです。
まとめ
- 株式分割は、ケーキを切り分けるようなもの。価値の合計も配当の合計も変わらない
- 東京海上は1株→15株で、1株500円ほど・100株5万円ほどで買えるようになった
- 分割の前後は、アプリの利回りなどがおかしく見えることがある。あわてない
- NTTのように、分割しても株価が上がり続けるとは限らない。買う理由は事業と配当
この記事はわが家の考え方と記録です。特定の銘柄の購入をすすめるものではありません。株価はおおよその値です。投資の判断はご自身でお願いします。
