含み損のジャックスを持ち続ける理由。「配当200円以上」の方針と、金利上昇の向かい風
わが家の高配当株の中で、いま含み損が大きいのがジャックスです。平均の買値は1株4,245円ほどで、いまの株価は3,400円台。2割ほど下がっています。
それでも、わが家はジャックスを売っていません。むしろ、少しずつ買い足しています。この記事では、その理由を書きます。
先に書いておくと、これは**「わが家はこう考えている」という記録**です。買うことをすすめるものではありません。
この記事でわかること ジャックスがいま苦しい理由/それでも配当が減りにくいと考える理由/わが家の持ち方
1. ジャックスはどんな会社?
ジャックスは、クレジットカードや、車・家電などの**分割払い(ローン)**を扱う「信販会社」です。
しくみをかんたんに言うと、
- 銀行などからお金を借りてくる
- そのお金で、買い物の代金を立てかえて払う
- 利用した人から、手数料や利息を受け取る
という商売です。借りてくるときの金利と、受け取る手数料・利息の差がもうけになります。
2. いま苦しい理由:金利が上がると、まず向かい風
ここ数年、日本でも金利が上がってきました。信販会社にとって、これはまず向かい風になります。
- お金を借りてくるときの金利は、すぐに上がる
- でも、すでに貸しているローンの手数料は、すぐには上げられない
つまり、コストが先に増えて、もうけがあとから追いつく形になります。金利が上がれば新しいローンの手数料も上げられますが、それが全体に広がるまでには時間がかかります。
会社の予想でも、2027年3月期は経常利益が前の年より4割以上減る見込みです。理由として、お金を借りる費用(金融費用)が増えること、システムの費用、インドネシアの事業の立て直しが遅れていることが挙げられています。
3. それでも持ち続ける理由:「1株200円以上」の配当方針
それでもわが家が持ち続けているのは、配当の方針があるからです。
ジャックスは、配当を次のように決めると発表しています。
- **DOE(株主資本配当率)3.0%**か、**配当性向40%**の、高いほうを目安にする
- そのうえで、1株200円以上の配当を目安にする
DOEは、「会社の純資産(株主のお金)に対して、どれだけ配当を出すか」の割合です。もうけが減っても、純資産は急には減らないので、利益だけで決めるより配当が安定しやすいしくみです。
実際に、利益が大きく減る見込みの2027年3月期も、配当は年200円を予想しています。もうけのうち9割ほどを配当に回す計算です。いまの株価だと、配当利回りは6%近くになります。
業績が悪いときに、配当をどう決めるか。そこに会社の姿勢が出ると思っている。
4. わが家の持ち方
わが家は、ジャックスをこう考えています。
- 配当200円が続くあいだは、配当をもらいながら待つ
- 株価がすぐに戻るとは思っていない。回復のカギは、金利の上がり方が落ち着くことと、海外(インドネシア)の事業が立ち直ること
- 株価が下がっているあいだは、同じ配当をより安く買えるので、少しずつ買い足す
- ただし、1つの会社に寄せすぎない。高配当株全体の2%ほどにとどめている(「1つの会社・1つの業種に寄せすぎない」)
逆に、配当の方針が変わったり、200円を下回る減配が発表されたりしたら、持ち方を考え直すつもりです。
5. 気をつけていること
- 配当性向が9割は高い:利益の大部分を配当に回している状態なので、業績の悪化が長く続けば、方針どおりに配当を出し続けるのは苦しくなります。
- 金利がさらに上がれば、回復は遅れる:金利の動きは、わが家にはどうにもできません。
- 「利回りが高い=お得」ではない:利回りが高いのは、株価が下がっているからでもあります(「高配当株投資ってどんなもの?」)。
まとめ
- ジャックスは信販会社。金利が上がると、コストが先に増えて利益が減る
- 2027年3月期は大きな減益の見込み。それでも配当は年200円の予想
- 配当は「DOE3.0%か配当性向40%の高いほう、1株200円以上」が目安
- わが家は、配当をもらいながら回復を待つ。寄せすぎず、方針が変わったら考え直す
この記事はわが家の考え方と記録です。特定の銘柄の購入をすすめるものではありません。業績や配当の予想は変わることがあります。くわしくは、会社の決算短信や中期経営計画をご確認ください。投資の判断はご自身でお願いします。
