第7章・高配当株

配当利回りは「育てる」もの。わたしは買ったときの値段で4.7%

高配当株を選ぶとき、ついいまの配当利回りが高い株に目が行きます。でも、わたしが大事にしているのは、買ったあとに利回りが育っていくかです。

わたしの高配当株は、いまの株価で見た利回りは3.6%台ですが、買ったときの値段で見ると4.7%になっています。この記事では、その考え方を書きます。

この記事でわかること 2つの「利回り」のちがい/利回りが育つしくみ/高すぎる利回りに飛びつかない理由

1. 利回りには2つの見方がある

計算 意味
いまの配当利回り 1年の配当 ÷ いまの株価 これから買う人にとっての利回り
買ったときの値段で見た利回り 1年の配当 ÷ 自分が買った値段 自分にとっての利回り

たとえば、株価2,000円・配当80円のときに買った株があるとします。買ったときの利回りは4%です。その後、会社が増配して配当が100円になると、

  • いまの株価が2,500円なら、いまの利回りは4%
  • でも、自分が買った値段(2,000円)で見ると5%

になります。これが「利回りが育つ」ということです。

2. 利回りを育てるのは「増配」

買ったときの値段で見た利回りが上がるのは、会社が配当を増やしてくれたときです。だから、わたしが銘柄を選ぶときは、

  • これまで配当を減らさず、少しずつ増やしてきたか
  • 利益が増えていて、これからも増配できそうか

を、いまの利回りと同じくらい大事にしています。

いまの利回りが3%台でも、毎年5%ずつ配当が増えていけば、10年後には買ったときの値段で見て5%近くになります。

利回りは「買った日」で決まるのではなく、「持っているあいだ」に育つ。

3. 高すぎる利回りに飛びつかない

いまの利回りがとても高い株は、魅力的に見えます。でも、

  • 株価が大きく下がったせいで、利回りが高く見えているだけ
  • 一時的な増配(記念配当など)で、来年は元に戻る
  • 利益のほとんどを配当に回していて、この先は減配しそう

ということもあります(「高配当株投資ってどんなもの?」)。利回りが高いのには、理由があることが多いです。

わたしは、いまの利回りの高さより、配当を育てていけるかどうかで会社を選ぶようにしています。

4. わたしのいま

わたしの高配当株(約150銘柄)を、資産ナビ(自作のアプリ)で見ると、

  • いまの株価で見た利回り:3.6%台
  • 買ったときの値段で見た利回り:4.74%

です。買ったあとに増配してくれた会社が多いことと、株価が上がったことの両方で、この差ができています。配当の記録は、毎月の 配当記録 にも書いています。増配率がどれだけ効くかは、「利回りより「増配率」が大事な理由」 で数字を使って比べています。

まとめ

  • 利回りには「いまの株価で見る」と「買った値段で見る」の2つがある
  • 買った値段で見た利回りは、会社が増配するたびに育つ
  • 利回りが高すぎる株は、理由を確かめてから
  • わたしは、いまの利回り3.6%台・買った値段で見ると4.74%

この記事はわたしの考え方と記録です。特定の銘柄をすすめるものではありません。配当は減ったりなくなったりすることがあります。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール