第2章・税金と制度

会社をやめたあとの健康保険料。老後も「年10万円以上」かかると考えておく

会社員のあいだ、健康保険料は給料から天引きされていて、あまり意識しません。でも、会社をやめたあとは、自分で払う⁠ことになります。

老後の生活費を考えるとき、この健康保険料と介護保険料を入れ忘れている人は多いと思います。わたしも、最初に作ったライフプラン表には入っていませんでした(⁠「95歳までのライフプラン表を作ったら、老後に使えるお金が「月37万円」と分かった」⁠)。

この記事でわかること やめたあとの3つの選び方/やめた次の年が高くなる理由/老後にかかる金額の目安

1. やめたあとの健康保険は3つから選ぶ

選び方 保険料 条件など
家族の扶養に入る 0円 働いている家族がいて、自分の年収が少ない(60歳以上なら180万円未満など)
任意継続 給料の天引きのときの約2倍 前の会社の健康保険を、最長2年続けられる。全額を自分で払う
国民健康保険 前の年の所得で決まる 住んでいる市区町村に入る

家族の扶養に入れるなら、保険料はかかりません。共働きの家では、先にやめた人が、まだ働いている家族の扶養に入れる⁠ことがあります。

2. やめた次の年は、国民健康保険料が高い

国民健康保険料は、前の年の所得⁠をもとに決まります。やめた次の年は、働いていたころの給料で計算されるので、保険料が高くなります。

このときは、任意継続のほうが安くなる⁠ことがあります。やめる前に、両方の金額を比べておくのがおすすめです。国民健康保険料は市区町村の窓口で、任意継続の保険料は前の会社の健康保険で教えてもらえます。

やめる前に、「国保」と「任意継続」の見積もりを両方とる。

3. 65歳からは介護保険料、75歳からは後期高齢者医療

  • 65歳から:介護保険料を、健康保険とは別に払います。多くの場合、年金から天引きです
  • 75歳から:国民健康保険などから、後期高齢者医療制度⁠に移ります

年金生活になっても、保険料はなくなりません。

4. わが家の計算では、年12〜20万円ほど

わが家のライフプラン表では、老後の健康保険料と介護保険料を、時期ごとに計算して入れています。今のお金に直すと、1年で12〜20万円ほど⁠でした。

月にすると1〜2万円です。これを入れたことで、老後に使えるお金の計算が、少し厳しくなりました。でも、入れずにいるより、入れて正しく知っている⁠ほうが落ち着いていられます。

まとめ

  • 会社をやめたら、健康保険料は自分で払う。扶養・任意継続・国民健康保険から選ぶ
  • 国民健康保険料は前の年の所得で決まるので、やめた次の年は高い。任意継続と比べる
  • 65歳から介護保険料、75歳から後期高齢者医療。年金生活でも保険料はかかる
  • わが家の計算では、老後の健康保険料と介護保険料は今のお金で年12〜20万円ほど

保険料の決まり方は、住んでいる市区町村や加入している健康保険によってちがいます。くわしくは各窓口でご確認ください。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール