第2章・税金と制度

年金はいくらもらえる?「ねんきんネット」で自分の見込み額を確かめる

老後のお金を考えるとき、いちばん大きな収入になるのが公的年金⁠です。でも、「自分がいくらもらえるのか」を知らない人は多いと思います。

年金の見込み額は、「ねんきんネット」で、いつでも自分で確かめられます⁠。この記事では、その見方と、確かめておきたいポイントを書きます。

この記事でわかること 年金の見込み額を知る2つの方法/見ておきたいポイント/ライフプランへの生かし方

1. 見込み額を知る2つの方法

ねんきん定期便 ねんきんネット
どんなもの 毎年、誕生月に届く郵便 インターネットでいつでも見られる
見られること これまでの記録と見込み額 記録・見込み額・条件を変えた試算
手間 届くのを待つだけ 登録が必要(マイナポータルからも入れる)

ねんきん定期便は、35歳・45歳・59歳の年は封書で、これまでの全部の記録が届きます。それ以外の年は、はがきです。

ねんきんネット⁠は、「何歳まで働いたら」「何歳から受け取ったら」と条件を変えて試算できるのが便利です。

2. 基礎年金の満額は、月7万円ほど

国民年金(基礎年金)は、20歳から60歳まで40年間すべて納めると、満額を受け取れます。2026年度の満額は月70,608円⁠です。

会社員や公務員は、これに厚生年金⁠が上乗せされます。厚生年金は、働いていた期間と給料で金額が変わるので、人によって大きくちがいます。だからこそ、自分の見込み額を確かめる⁠ことが大事です。

年金は「平均」ではなく、「自分の見込み額」で考える。

3. 確かめておきたいポイント

  • 記録にもれがないか:転職した会社や、学生時代の加入期間が、正しく入っているか
  • 未納や免除の期間がないか:学生の納付特例などで納めていない月があると、その分だけ年金が減ります。あとから納める(追納)のは10年以内⁠しかできません
  • 何歳から受け取るか:受け取りを早めると減り、遅らせると増えます

4. ライフプランに入れる

わたしは、ライフプラン表に年金の見込み額を入れて、老後に使えるお金を計算しています(⁠「95歳までのライフプラン表を作ったら、老後に使えるお金が「月37万円」と分かった」⁠)。年金の額が分かると、

  • 老後に足りない分が、毎月いくらくらいなのか
  • そのために、今からいくら準備すればいいのか

が見えてきます。年に1回、誕生月に定期便が届いたら、ねんきんネットで見込み額を確かめる⁠。これを決めておくと、忘れずに続けられます。

まとめ

  • 年金の見込み額は、ねんきん定期便とねんきんネットで確かめられる
  • 基礎年金の満額は、2026年度で月70,608円。厚生年金は人によって大きくちがう
  • 記録のもれ・未納の期間・受け取り始める年齢を確かめる。追納は10年以内
  • 見込み額をライフプランに入れ、年に1回見直す

金額は2026年度のものです。くわしくは日本年金機構のホームページや、ねんきんダイヤルでご確認ください。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール