第3章・保険と備え 全10本中の11本目

保険の営業には気をつける。大手でも社員がお客さんのお金をだまし取っていた

2026年1月、大手の生命保険会社で、社員や元社員約100人が、お客さん約500人から合わせて約31億円を不適切に受け取っていた⁠ことが発表されました。会社の社長は辞任しています。その後も、被害の額はさらに増えたと報じられています。

信頼できそうな大きな会社の、親しくなった営業の人でも、こうしたことが起きます。この記事では、保険の営業とどうつきあうかを書きます。

この記事でわかること 保険の営業で気をつけたいこと/貯蓄型の保険の注意点/わたしの保険の選び方

1. 気をつけたい誘い方

  • 「投資の話」「特別な運用」をもちかけられる:保険の会社の正規の商品ではない話は、まず疑います
  • 個人の口座に振り込むように言われる:正規の契約で、営業の人の個人口座にお金を送ることはありません
  • 親しくなってから、話を持ちかけられる:知り合いの紹介や、長いつきあいのある人ほど断りにくくなります
  • 「今だけ」「あなただけ」と急がされる:その場で決めず、家族に相談します(⁠「投資の詐欺は「元本保証」「高利回り」「紹介で稼げる」の3つで見抜く」⁠)

2. 正規の商品でも、手数料に気をつける

違法なことでなくても、営業の人がすすめる保険が、自分に合っているとは限りません⁠。

とくに、貯蓄と保障がセットになった貯蓄型の保険⁠は、払ったお金の中から手数料が引かれるので、増え方が小さくなりがちです。わたしも、貯蓄型の保険に10年払って、戻ってきたのは払った額より少し少なかった経験があります(⁠「貯蓄型の保険に10年払った結果」⁠)。

保険は「すすめられて入る」ものではなく、「足りない分を自分で選ぶ」もの。

3. わたしの保険の選び方

わたしが入っている保険は、火災保険・自動車保険・掛け捨ての生命保険の3つだけです(⁠「わが家が入っている保険は3つだけ」⁠)。

4. もしものときの相談先

  • 生命保険会社の相談窓口⁠(契約している会社の公式の窓口)
  • 生命保険協会の生命保険相談所
  • 警察相談専用電話(#9110)・消費者ホットライン(188)

少しでもおかしいと思ったら、ひとりで判断せずに相談します。

まとめ

  • 大手の保険会社でも、社員がお客さんのお金を不適切に受け取っていた事件があった
  • 投資の話・個人口座への振り込み・急がせる誘いは疑う
  • 正規の商品でも、貯蓄型の保険は手数料で増え方が小さくなりがち
  • 保険は、公的な保障で足りない分だけを、掛け捨てで自分で選ぶ

事件の内容は、会社の発表と報道によるものです。特定の保険会社や商品をすすめる・批判するものではありません。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール