高配当株の銘柄図鑑

ヤマハ発動機(7272)の配当推移・連続増配・株主優待と、わたしの投資方針

わたしが投資しているヤマハ発動機⁠について、どんな会社か、なぜ持っているのか、これからどうするつもりかを、実際の数字とあわせて紹介します。配当の数字は、決算が出るたびに更新します。

1. ひと目でわかる要点

項目 内容
2026年12月期の予想配当 50円(1株あたり・1年分)
2025年12月期の配当 35円
配当利回り(予想÷株価) 約2.8%(株価1,811円・10月9日時点)
連続増配 なし(2025年12月期は前の年より増えていない)
前の年より配当が減った年(2016年以降) 2020年12月期・2025年12月期(特別配当がなくなった年もふくむ)
配当の権利が決まる月 6月・12月
株主優待 あり(株主優待ポイント)

2. ヤマハ発動機はどんな会社?

バイク⁠の会社として知られていますが、

  • ボートのエンジン(船外機)
  • 電動アシスト自転車
  • 工場で使うロボット
  • ゴルフカートや四輪バギー

なども作っています。売り上げの多くは海外で、景気や為替の影響を受けやすい会社です(⁠「景気に強い業種・弱い業種」⁠)。

3. 配当の推移

20162018202020222024202650円20円
ヤマハ発動機の1株あたり配当(12月期・円)。薄い色は予想
決算期 1株あたり配当 前の年から
2016年12月期 20円
2017年12月期 29.33円 +9.33円
2018年12月期 30円 +0.67円
2019年12月期 30円 同じ
2020年12月期 20円 -10円
2021年12月期 38.33円 +18.33円
2022年12月期 41.67円 +3.34円
2023年12月期 48.33円 +6.66円
2024年12月期 50円 +1.67円
2025年12月期 35円 -15円
2026年12月期(予想) 50円 +15円

2016年12月期の20円から、2025年12月期は35円。9年で約1.8倍⁠になりました。

この間に株式分割があり、昔の配当も分割のあとの株数に合わせて直してあります(2023年12月に1株→3株)。

配当の金額は、記念配当や特別配当もふくめた1年分の合計です。

2025年の減配の理由

2026年2月に、2025年の期末配当を25円から10円に減らす⁠と発表しました。

アメリカの追加の関税などで事業の見通しが変わり、将来の税金を減らせる見込みの分(繰延税金資産)⁠を取り崩しました。その結果、純利益の予想が450億から165億円に下がり、配当も減らすことになりました。

そして同じ2月の決算発表で、2026年は年50円にもどす予想が出ました。減配のすぐあとに配当をもどす見通しが出たので、個人投資家のあいだでもかなり話題になりました。

わたしは、銘柄を選ぶときに「減配しないか」⁠を大事にしています(⁠「高配当株を選ぶとき、わたしがいちばん先に見るのは「減配しないか」」⁠)。正直、減配の発表を見たときは不安になりました。それでも、売らずに持ち続けました。

いまの決算(2026年8月)

2026年8月に、1年の利益の予想を上方修正⁠しました。アメリカの関税の一部が返ってくることや、円安が理由です。一方で、原材料の値上がりや、事業の立て直しの費用も見込んでいます。

配当は、年50円⁠(中間25円・期末25円)⁠の予想のままです。予想どおりなら、減配の前の水準にもどります。

4. 株主優待

12月末に100株以上を持っていると、優待のポイントがもらえます。ポイントで、静岡・北海道・宮城・熊本など、会社やグループ会社がある地域の名産品などを選べます。

持っている期間 内容
1年以上 1,000ポイント
3年以上 3,000ポイント

わたしは、優待でくまモンのラーメン⁠をもらいました。2026年12月期の分からは、1年未満しか持っていない人は対象外になり、3年以上持つ人のポイントが増えるように変わります。選べる品物は、ヤマハ発動機の株主優待のページ⁠で見られます。

株主優待の考え方は「株主優待は「おまけ」」⁠に書いています。

5. わたしの記録

項目 内容
持っている株数 106株(すべてNISA)
平均の買値 1,192円
いまの株価との差 +52%
1年に受け取る配当(予想・税引前) 約5,300円
買値で見た利回り 約4.2%

(2026年10月9日時点・SBI証券の保有の記録から)

2024年6月の時点で、特定口座で60株を持っていました。そのあと、1,100〜1,200円台のときに、NISAで少しずつ買い足しています。

2026年1月にNISAで60株を買い、2月に特定口座の60株を売りました。結果として、特定口座の分をNISAに移した形です。NISAなら、配当にも値上がり益にも税金がかかりません(⁠「新NISAの使い方」⁠)。

減配のときに売らなくてよかった

減配の発表があったころ、株価は1,100円台でした。いまは1,800円ほどで、そのころより6割ほど上がっています⁠。あのとき不安になって売っていたら、配当がもどる前に手放していたことになります。

減配そのものは大事なサインです。ただ、ヤマハ発動機の場合は、関税で利益の見込みが下がったことが理由で、その年のうちに配当をもどす予想も出ていました。減配のニュースだけで決めず、理由を確かめてから決める⁠ことも大事です。

6. 見ておきたいこと

  • 関税と為替:アメリカの通商政策や円高で、利益が大きく動きます
  • 配当が元にもどるか:2026年の期末配当が、予想の25円で出るか

あわせて読みたいあわせて読みたい 「わたしの主力の高配当株と、持っている理由」 「高配当株を選ぶとき、わたしがいちばん先に見るのは「減配しないか」」

このページの数字について

  • 配当⁠:会社が出した配当を、自作のアプリで決算期(12月期)ごとに足したもの。株式分割は調整済み
  • 予想⁠:会社の予想にもとづく1年分。決算で変わることがあります
  • 決算が出るたびに更新します

このページはわたしの投資の記録と考えです。特定の銘柄をすすめるものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。