高配当株の銘柄図鑑

ジャックス(8584)の配当推移・連続増配・株主優待と、わたしの投資方針

わたしが投資しているジャックス⁠について、どんな会社か、なぜ持っているのか、これからどうするつもりかを、実際の数字とあわせて紹介します。配当の数字は、決算が出るたびに更新します。

1. ひと目でわかる要点

項目 内容
2027年3月期の予想配当 200円(1株あたり・1年分)
2026年3月期の配当 200円
配当利回り(予想÷株価) 約5.8%(株価3,435円・10月9日時点)
連続増配 1年(2026年3月期まで)
前の年より配当が減った年(2017年以降) 2025年3月期(特別配当がなくなった年もふくむ)
配当の権利が決まる月 3月・9月
株主優待 なし

2. ジャックスはどんな会社?

ジャックスは、クレジットカードや、車・家電などの分割払い(ローン)⁠を扱う「信販会社」⁠です。

しくみをかんたんに言うと、

  1. 銀行などからお金を借りてくる
  2. そのお金で、買い物の代金を立てかえて払う
  3. 利用した人から、手数料や利息⁠を受け取る

という商売です。借りてくるときの金利と、受け取る手数料・利息の差⁠がもうけになります。

3. 配当の推移

201720192021202320252027200円75円
ジャックスの1株あたり配当(3月期・円)。薄い色は予想
決算期 1株あたり配当 前の年から
2017年3月期 75円
2018年3月期 80円 +5円
2019年3月期 80円 同じ
2020年3月期 95円 +15円
2021年3月期 105円 +10円
2022年3月期 160円 +55円
2023年3月期 190円 +30円
2024年3月期 220円 +30円
2025年3月期 190円 -30円
2026年3月期 200円 +10円
2027年3月期(予想) 200円 同じ

2017年3月期の75円から、2026年3月期は200円。9年で約2.7倍⁠になりました。

この間に株式分割があり、昔の配当も分割のあとの株数に合わせて直してあります(2017年09月に1株→0.2株)。

配当の金額は、記念配当や特別配当もふくめた1年分の合計です。

いま苦しい理由⁠:金利が上がると、まず向かい風

ここ数年、日本でも金利が上がってきました。信販会社にとって、これはまず向かい風⁠になります。

  • お金を借りてくるときの金利は、すぐに上がる
  • でも、すでに貸しているローンの手数料は、すぐには上げられない

つまり、コストが先に増えて、もうけがあとから追いつく形になります。金利が上がれば新しいローンの手数料も上げられますが、それが全体に広がるまでには時間がかかります。

会社の予想でも、2027年3月期は経常利益が前の年より4割以上減る見込みです。理由として、お金を借りる費用(金融費用)⁠が増えること、システムの費用、インドネシアの事業の立て直しが遅れていることが挙げられています。

それでも持ち続ける理由⁠:「1株200円以上」⁠の配当方針

それでもわたしが持ち続けているのは、配当の方針⁠があるからです。

ジャックスは、配当を次のように決めると発表しています。

  • DOE⁠(株主資本配当率)3.0%⁠か、配当性向40%⁠の、高いほう⁠を目安にする
  • そのうえで、1株200円以上⁠の配当を目安にする

DOEは、「会社の純資産(株主のお金)⁠に対して、どれだけ配当を出すか」⁠の割合です。もうけが減っても、純資産は急には減らないので、利益だけで決めるより配当が安定しやすい⁠しくみです。

実際に、利益が大きく減る見込みの2027年3月期も、配当は年200円を予想⁠しています。もうけのうち9割ほどを配当に回す計算です。いまの株価だと、配当利回りは6%近く⁠になります。

業績が悪いときに、配当をどう決めるか。そこに会社の姿勢が出ると思っている。

4. わたしの記録

項目 内容
持っている株数 59株(すべてNISA)
平均の買値 4,245円
いまの株価との差 -19%
1年に受け取る配当(予想・税引前) 約11,800円
買値で見た利回り 約4.7%

(2026年10月9日時点・SBI証券の保有の記録から)

わたしは、ジャックスをこう考えています。

  • 200円の配当が続くあいだは、それを受け取りながら待つ
  • 株価がすぐに戻るとは思っていない。回復のカギは、金利の上がり方が落ち着くこと⁠と、海外(インドネシア)⁠の事業が立ち直ること
  • 株価が下がっているあいだは、同じ配当をより安く買える⁠ので、少しずつ買い増す
  • ただし、1つの会社に寄せすぎない⁠。高配当株全体の2%⁠ほどにとどめている(⁠「1つの会社・1つの業種に寄せすぎない」⁠)

逆に、配当の方針が変わったり、200円を下回る減配が発表されたりしたら⁠、持ち方を考え直すつもりです。

5. 見ておきたいこと

  • 配当性向が9割は高い:利益の大部分を配当に回している状態なので、業績の悪化が長く続けば、方針どおりに配当を出し続けるのは苦しくなります。
  • 金利がさらに上がれば、回復は遅れる:金利の動きは、わたしにはどうにもできません。
  • 「利回りが高い=お得」⁠ではない:利回りが高いのは、株価が下がっているからでもあります(⁠「高配当株投資ってどんなもの?」⁠)。

あわせて読みたいあわせて読みたい 「わたしの主力の高配当株と、持っている理由」 「高配当株を選ぶとき、わたしがいちばん先に見るのは「減配しないか」」

このページの数字について

  • 配当⁠:会社が出した配当を、自作のアプリで決算期(3月期)ごとに足したもの。株式分割は調整済み
  • 予想⁠:会社の予想にもとづく1年分。決算で変わることがあります
  • 決算が出るたびに更新します

このページはわたしの投資の記録と考えです。特定の銘柄をすすめるものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。