投資ってギャンブルじゃないの?

投資の話をすると、家族や友だちから「それってギャンブルでしょ?」と言われることがあります。私も昔はそう思っていました。
でも、しくみを知ると、ギャンブルと投資はお金の流れがまったく逆だと分かります。ただし、投資のやり方によってはギャンブルに近くなることもあります。その境目を書きます。
この記事でわかること ギャンブルと投資のお金の流れのちがい/投資がギャンブルに近くなるやり方/はじめての人に向いたやり方
1. ギャンブルは「集めたお金を配る」しくみ
宝くじや競馬は、みんなから集めたお金の中から当たった人に配ります。ただし、全部は配りません。運営する側のお金などが先に引かれます。
- 宝くじは、集めたお金の半分以下しか当せん金になりません(法律で上限が決まっています)
- 競馬などは、約7〜8割が払い戻しに回ります
つまり、参加している人全体で見ると、必ずお金が減るしくみです。1回だけなら当たることもありますが、続けるほど結果は全体の平均、つまり「減る」ほうに近づいていきます。
2. 投資は「会社がかせいだお金を分ける」しくみ
株を買うことは、会社の持ち主の一人になることです。会社は、集めたお金も使って商品やサービスを作り、利益を出します。その利益の一部が配当として持ち主に配られたり、会社の価値が上がって株価が上がったりします。
ここがギャンブルとの大きなちがいです。ギャンブルは「集めたお金の奪い合い」ですが、投資は「世の中の会社がかせいで、ふえていくお金」を分けてもらうしくみです。
もちろん、全部の会社がうまくいくわけではありません。つぶれる会社もあります。だから次のやり方が大事になります。
3. 投資がギャンブルに近くなるやり方
同じ「株を買う」でも、こんなやり方はギャンブルに近くなります。
- 短い期間で売り買いして、値上がりだけをねらう(明日上がるかは、だれにも分からない)
- 1つの会社に全部のお金を入れる(その会社がうまくいかないと、大きく減る)
- 借りたお金で投資する(下がったときに取り返しがつかない)
- 「必ずもうかる」「元本保証で高い利回り」と言われた話に乗る(これは投資ではなく、たいてい詐欺です)
4. はじめての人は「長く・広く・少しずつ」
反対に、ギャンブルから遠ざけるやり方はシンプルです。
- 長く:何年、何十年と持つ。短い間の上がり下がりは気にしない
- 広く:投資信託で、世界中のたくさんの会社にまとめて投資する
- 少しずつ:毎月決まった額を積み立てる。「いつ買うか」で悩まない
金融庁の資料でも、世界中の株や債券に広く分けて、毎月積み立てて長く持つほど、元本割れしにくくなってきたことが過去のデータで示されています(将来も同じとは限りません)。
ギャンブルは続けるほど減るしくみ。投資は、会社が育つのを待つしくみ。ちがいは「待てるかどうか」。
まとめ
- ギャンブルは集めたお金を配るので、全体では必ず減る
- 投資は会社がかせいだお金を分けてもらうしくみ
- 短期の売り買い・1社集中・借金の投資は、ギャンブルに近くなる
- はじめての人は 長く・広く・少しずつ
この記事はわが家の考え方と記録です。特定の金融商品をすすめるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。
