第0章・はじめての人へ 8本中の5本目

iDeCoってなに? NISAとのちがい

読むのに約6分

NISAと並んでよく聞くのが**iDeCo(イデコ)**です。どちらも「税金が安くなる」制度ですが、中身はかなりちがいます。

いちばん大きなちがいは、iDeCoのお金は原則60歳まで引き出せないことです。この記事では、そのちがいと、どんな人に向いているかを書きます。

この記事でわかること iDeCoのしくみ/NISAとのちがい(表)/向いている人・向かない人

1. iDeCoは「自分で作る年金」

iDeCoは、自分で毎月お金を出して、自分で選んだ投資信託などで運用し、老後に受け取る自分用の年金です。

うれしいのは、出したお金が全部、所得から引かれる(所得控除)ことです。そのぶん、その年の所得税と住民税が安くなります。

たとえば毎月1万円(年12万円)を出すと、所得税と住民税が合わせて年に約2万4,000円安くなる人もいます(税率によって変わります)。

2. NISAとのちがい

NISA iDeCo
出したお金の税金 安くならない 全額、所得から引かれる
増えたお金の税金 かからない かからない
受け取るときの税金 かからない かかることがある(控除の範囲なら0円)
引き出せる時期 いつでも 原則60歳から
出せる額の上限 年360万円 月2万〜6.2万円ほど(働き方による。下を参照)
口座の手数料 ほぼ0円 毎月かかる(月200円前後)

3. 出せる額は、働き方で変わる(2027年から増える)

iDeCoに出せる額の上限は、働き方や会社の企業年金によって変わります。

いまの上限は、企業年金のない会社員で月2万3,000円、公務員で月2万円です。これが2026年12月分(2027年1月の引き落とし)から、会社員・公務員は月6万2,000円に上がります(会社に企業年金があると、そのぶん少なくなります)。入れる年齢も、70歳になるまでに広がります。

自分がいくらまで出せるかは、会社の人事や、iDeCoを申し込む証券会社のサイトで確かめられます。

4. 向いている人・向かない人

向いている人

  • 生活防衛資金がもうあって、60歳まで使わないお金がある
  • 所得税・住民税をそれなりに払っている(控除の効き目が大きい)

向かない人(先にNISAがいい人)

  • まだ手元の貯金が少ない
  • 子どもの進学や家の購入など、60歳より前に使う予定のお金を貯めている
  • 所得が少なく、税金がもともと少ない(控除の効き目が小さい)

わが家は、途中で使うかもしれないお金が多い時期なので、先にNISAを使っています。iDeCoは、教育費の見通しが立ってから考える予定です。

NISAは「いつでも使える箱」、iDeCoは「60歳まで開かない箱」。先に考えるのは、いつそのお金を使うか。

まとめ

  • iDeCoは自分で作る年金。出したお金が所得から引かれて税金が安くなる
  • そのかわり原則60歳まで引き出せない
  • 2027年1月の引き落としから上限が上がり、会社員・公務員は月6.2万円に
  • 迷ったら、いつでも使えるNISAから

この記事はわが家の考え方と記録です。特定の金融商品をすすめるものではありません。税金や制度は変わることがあるので、最新の情報をご確認ください(厚生労働省・国民年金基金連合会「iDeCo公式サイト」など)。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
会社員で、子育て中。家計と配当の記録を自分で作ったアプリで計算しています。