第8章・ライフプランと老後

2人目を考えたら、お金はいくら増える? 教育費・もらえる支援・見落としやすい出費を整理する

「2人目がほしいけれど、お金は大丈夫かな」⁠と考える人は多いと思います。

この記事では、2人目で増えるお金⁠と、もらえる支援⁠を、公的な統計と制度で整理します。家庭ごとの事情は大きくちがうので、最後に自分の家で試算する方法も紹介します。

この記事でわかること 2人目で増える教育費/もらえる支援(国と東京都)/見落としやすい出費/自分の家での試算のしかた

1. いちばん大きいのは教育費⁠:1人あたり約800万〜2,400万円

教育費は、公立か私立かで大きくちがいます(⁠「教育費はいくら?」⁠)。

進路 1人あたり(小学校〜大学)
小〜高すべて公立+国立大学 約800万円
小〜高すべて公立+私立大学 約1,090万円
小〜大学すべて私立 約2,400万円

(文部科学省「子供の学習費調査」⁠ほか。塾・習いごとをふくむ平均。大学のひとり暮らしの費用は入っていません)

2人目なら、この金額がもう1人分かかります。ただし、一度にかかるわけではなく、20年ほどかけて少しずつ出ていくお金です。

2. もらえる支援

2人目でも、1人目と同じように支援を受けられます。3人目からは、さらに手厚くなるものもあります。

支援 出すところ 内容
出産育児一時金 国(健康保険) 50万円
妊婦のための支援給付 国 妊娠時5万円+出産後に子ども1人につき5万円
児童手当 国 0〜3歳になるまで月1.5万円、3歳〜高校生まで月1万円。3人目からは月3万円
018サポート 東京都 0〜18歳に月5,000円
保育料(0〜2歳) 東京都 2人目以降は2023年10月から無料(1人目も2025年9月から無料)

児童手当だけでも、1人あたり高校卒業までに約230万円⁠になります。東京都に住んでいれば、018サポートもあわせて受けられます(⁠「子どもにかかるお金、家計簿に出たのは月約3.5万円(おむつ・ミルクなど)」⁠)。

教育費は「1人あたり数百万円〜」。でも支援も「1人あたり数百万円」⁠ある。両方を並べて考える。

3. 見落としやすい出費

教育費のほかにも、2人目で変わりやすいお金があります。

  • 育休中の収入:休んでいるあいだは給付金が出ますが、賞与(ボーナス)⁠は減ることが多いです。給付金のしくみは「男性の育休、給付金は手取りの10割近く」⁠にまとめています
  • 住まい:子ども部屋がもう1つ必要になると、住みかえや引っ越しの費用がかかることがあります
  • 車:家族がふえると、大きい車が必要になることがあります(⁠「子どもが生まれてN-BOXからヴォクシーへ」⁠)
  • 毎日の生活費:食費・日用品・服など。1人目のおさがりが使える分は、少し安くなります

4. 自分の家で試算するには

一般的な数字だけでは、本当に大丈夫かは分かりません。わが家は、自作のライフプラン表に、子ども1人ずつの教育費と支援を入れて、95歳までのお金の流れ⁠で確かめています(⁠「95歳までのライフプラン表を作ったら、老後に使えるお金が「月37万円」⁠と分かった」⁠)。

まずは、次のツールで大まかに計算してみるのがおすすめです。

自分の数字で計算してみる教育費はいくら?(公立・私立を選んで計算)

自分の数字で計算してみる老後資金は何歳までもつ?(夫婦・ひとり)

教育費で出ていくお金を、老後のための積立から引いて計算し直すと、「何歳までもつか」⁠がどう変わるかが見えてきます。

まとめ

  • 2人目でいちばん増えるのは教育費。1人あたり約800万円(公立+国立大学)〜約2,400万円(すべて私立)
  • 児童手当は1人あたり高校卒業までに約230万円。3人目からは月3万円
  • 東京都なら、018サポートと0〜2歳の保育料の無料化もある
  • 育休中の賞与・住まい・車など、教育費以外の変化も入れて、自分の家で試算する

この記事は2026年10月時点の制度と統計をもとにした一般的な整理です。支援の内容は変わることがあります。くわしくは国や住んでいる自治体の案内でご確認ください。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内に住む共働きの会社員。家族は妻と子ども1人、それに犬が1匹。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール