第8章・ライフプランと老後

老後のお金の取り崩し方。「4%ルール」と、わが家は投資信託だけを崩す計画

お金をためる方法はたくさん紹介されていますが、老後にどう使っていくか(取り崩し方)⁠は、あまり語られません。でも、ためたお金を上手に使えなければ、ためた意味がありません。

この記事では、よく聞く「4%ルール」と、わが家の取り崩しの計画を書きます。

この記事でわかること 4%ルールとは何か/気をつけたいところ/わが家の取り崩しの計画

1. 4%ルールとは

4%ルール⁠は、アメリカの研究から生まれた考え方です。

  • 株と債券を持ち、最初の年に資産の4%⁠を取り崩す
  • その後は、物価の上がり方に合わせて、同じくらいの額を取り崩す
  • こうすると、30年間お金が尽きにくかった⁠という結果

たとえば、資産が3,000万円なら、1年に120万円(月10万円)ずつ取り崩せる、という目安になります。逆に言うと、1年に使いたい額の25倍⁠の資産があれば、取り崩しだけで暮らせる計算です。

2. そのまま使うときに気をつけたいこと

  • アメリカの株と債券での研究:日本の人は、為替や税金の影響も受けます
  • 30年間が前提:もっと長生きすると、足りなくなることがあります
  • 値下がりの年に取り崩すと、減りが速い:暴落の直後に多く売ると、資産が回復しにくくなります(⁠「暴落は「いつか必ず来る」もの」⁠)

4%ルールは、「だいたいの目安」として使う⁠のがいいと考えています。

4%ルールは「ここまで使って大丈夫」の目安。きっちり守るより、毎年見直すことが大事。

3. わが家の取り崩しの計画

わが家は、取り崩し方を次のように決めています。

資産 老後の使い方
高配当株 売らない⁠。配当を受け取り続ける(⁠「高配当株は売らない」⁠)
投資信託(インデックス) 少しずつ取り崩す
現金 生活防衛資金として残す

高配当株は配当を生み続ける資産として残し、配当は毎年の生活費の足しにします(⁠「配当は「自分で作る年金」」⁠)。取り崩すのは、インデックスの投資信託だけです。

こうすると、取り崩す額は「生活費 − 年金 − 配当」の足りない分だけ⁠ですみます。配当が多いほど、投資信託を取り崩すペースはゆっくりになります。

4. 「最後にいくら残すか」を決めて逆算する

わが家のライフプラン表では、95歳の時点で1,000万円(今のお金で)を残す⁠という条件で、老後に毎月いくらまで使えるかを逆算しています(⁠「95歳までのライフプラン表を作ったら、老後に使えるお金が「月37万円」と分かった」⁠)。

使い切る計算にすると、長生きしたときや、思わぬ出費があったときに困ります。少し残す前提⁠にしておくと、安心して使えます。

5. 取り崩しで気をつけること

まとめ

  • 4%ルールは「最初に資産の4%⁠を取り崩し、あとは物価に合わせて同じくらい」で、30年尽きにくかったという目安
  • 為替・税金・期間の前提があるので、目安として使い、毎年見直す
  • わが家は、高配当株は売らずに配当を受け取り、投資信託だけを取り崩す
  • 最後に1,000万円(今のお金で)を残す前提で、使える額を逆算している

この記事はわたしの考え方です。特定の商品をすすめるものではありません。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール