第9章・お金と幸せ

お金は「ためる力」と同じくらい「使う力」が大事。経験は若いうちほど価値がある

節約や投資の話をしていると、どうしても「どれだけためるか」ばかりになります。でも、お金は使うためにあるものです。わたしは、ためる力と同じくらい、上手に使う力も大事だと考えています。

この記事でわかること ためすぎることの落とし穴/「残したい額」から逆算する考え方/経験にお金を使う理由

1. ためすぎることにも、落とし穴がある

老後の不安から、とにかく節約してためる。気持ちはよく分かります。ただ、

  • 使わないまま、大きな金額を残して人生を終える
  • 体力があるうちに、やりたかったことができない
  • 家族との時間や経験に、お金を使わずに過ごしてしまう

ということも起きます。お金は、使える時期に限りがあるのです。

2. 「いくら残したいか」から逆算する

わたしは、老後のお金を「できるだけ多く」ではなく、「最後にいくら残したいか」から逆算して考えています。

わが家の計算では、妻が95歳になる年に1,000万円(今のお金で)を残すとして、老後に使ってよいお金は月37万円くらいでした(「95歳までのライフプラン表を作ったら、老後に使えるお金が「月37万円」と分かった」)。いまの計画より少し余裕があります。

上限が分かると、これ以上ためなくていいラインも見えてきます。ラインが見えると、今の暮らしに使うお金を、罪悪感なく決められるようになります。

ゴールが決まると、「ため続ける」から「ちょうどよく使う」に切りかえられる。

3. 経験は、若いうちほど価値がある

同じ旅行でも、20代・30代で行くのと、70代で行くのとでは、できることがちがいます。体力があるうちにしかできない経験もあります。

それに、若いうちの経験は、そのあとの人生でずっと思い出として残り、考え方や仕事にも生きてきます。経験の価値は、早く手に入れるほど長く続くと思っています。

だからわたしは、次のようなお金は、ためるより使うほうを選びたいと考えています。

4. 「使う」と「浪費」を分ける

もちろん、何にでも使えばいいわけではありません。わたしが気をつけているのは、

という分け方です。毎月の固定費は小さく、一度きりの経験には大きく。この順番なら、ためる力と使う力を両立できると考えています。

まとめ

  • お金は使える時期に限りがある。ためすぎにも落とし穴がある
  • 「最後にいくら残したいか」から逆算すると、これ以上ためなくていいラインが見える
  • 経験は、若いうちほど長く価値が続く
  • 固定費は小さく、一度きりの経験には思いきって

この記事はわたしの考え方です。どこまでためて、何に使うかは、家庭ごとにちがいます。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール