第5章・収入を増やす

給料は「がんばり」より「どの業界で働くか」で決まる部分が大きい

家計を良くするには、出ていくお金を減らすだけでなく、入ってくるお金を増やす⁠ことも大事です。そして、給料を増やすときにいちばん効くのは、じつはどの業界で働くか⁠だと考えています。

わたしも、転職を2回して収入を上げてきました。この記事では、そのときに考えたことを書きます。

この記事でわかること 業界によって給料がどれくらいちがうか/「時間あたり」で考える/得意を伸ばし、苦手は頼る

1. 業界で、平均の給料は3倍ちがう

国税庁の統計(2024年分)で、業界ごとの平均の給料を見ると、こうなっています。

業界 平均の給料(1年)
電気・ガス・水道など 約832万円
金融・保険 約702万円
情報通信 約659万円
サービス業 約389万円
農林水産・鉱業 約348万円
宿泊・飲食サービス 約279万円

いちばん高いところと低いところでは、3倍近い差⁠があります。全体の平均は478万円です。

同じようにがんばって働いても、業界がちがうだけで、給料の水準がまるで変わる⁠のです。業界の利益が大きいと、そこで働く人に払える給料も大きくなります。

2. 「がんばる」より「場所を選ぶ」

もちろん、今の仕事でがんばることも大切です。ただ、

  • 業界全体の給料が低いところでは、がんばっても上がり幅に限りがある
  • 利益の大きい業界に移ると、同じ仕事の内容でも給料が上がることがある

ということがあります。わたし自身、仕事のやり方を大きく変えたというより、働く場所を変えた⁠ことで、収入が上がりました。転職の面接で気をつけたことは、「転職の面接で大事にしたこと」⁠に書いています。

給料を上げたいなら、まず「どこで」働くかを考える。

3. 「時間あたり」で考える

給料を比べるときは、年収だけでなく、時間あたりの金額⁠でも考えるようにしています。

年収が高くても、残業がとても多ければ、時間あたりにすると安いこともあります。逆に、年収が少し下がっても、働く時間が短くなれば、家族と過ごしたり勉強したりする時間が増えます。

年収 ÷ 1年に働いた時間 = 自分の時給⁠。一度計算してみると、今の働き方を見直すきっかけになります。

4. 得意を伸ばし、苦手は頼る

収入を上げるために、苦手なことを克服しようとがんばる人は多いと思います。でも、わたしは得意なことを伸ばして、苦手なことは人に頼る⁠ほうが、結果が出やすいと考えています。

  • 得意なことは、少しの努力で大きく伸びる
  • 苦手なことは、得意な人に任せたほうが早くてきれい
  • 得意を伸ばすと、それが「選ばれる理由」になり、転職でも有利になる

5. 今すぐできること

  • 自分の業界の平均給料を調べる:上の統計で、今の業界がどのあたりか見てみる
  • 時間あたりの給料を計算する:年収を、1年に働いた時間で割る
  • ほかの会社の求人を見てみる:転職するかどうかは別として、外の相場を知っておく

まとめ

  • 業界によって、平均の給料は3倍近くちがう(国税庁 2024年分)
  • 給料を上げるには、「がんばる」より「どこで働くか」が効くことが多い
  • 年収だけでなく、時間あたりの給料でも考える
  • 得意を伸ばし、苦手は人に頼る

この記事はわたしの考え方です。平均の給料は業界の中でも会社や職種によって大きくちがいます。数字は国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」から。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール