第5章・収入を増やす

転職先を選ぶ条件。年収だけでなく、年間休日と通勤時間で「自分の時間」が変わる

転職先を選ぶとき、いちばんに目が行くのは年収だと思います。わたしもそうでした。

でも、2回の転職を経て、いまは年間休日⁠と通勤時間⁠も同じくらい大事だと考えています。この2つで、家族や自分のために使える時間⁠が大きく変わるからです。

この記事でわかること 年間休日と通勤時間で変わる「自分の時間」/週休2日と完全週休2日のちがい/深夜勤務と残業についてのわたしの考え

1. 年間休日⁠:15日ちがうと、1年で半月分

年間休日の平均は、会社ごとに見ると112.4日⁠、働く人1人あたりで見ると116.6日⁠です(厚生労働省、2024年の実績)。

年間休日 どんな休み方
105日前後 週休2日だが、祝日は出勤が多い
120日前後 土日祝が休み
125日以上 土日祝+夏休み・年末年始が長め

105日と120日では、1年で15日⁠ちがいます。半月分の休みです。何年も働けば、その差はとても大きくなります。

わたしはいま、土日祝と年末年始が休みで、年間休日はおそらく120日前後です。転職先を選ぶなら、最低でも120日前後はほしい⁠ところです。125日あれば、とてもいいと思います。

わたしは新卒から10年ほど、休みが少なくハードな働き方をしていました。2021年に転職してから、家計を一から見直し、投資を始めています(⁠プロフィール⁠)。

2. 「週休2日」⁠と「完全週休2日」⁠はちがう

求人票でよく見る2つの言葉は、意味がちがいます。

言葉 意味
完全週休2日制 毎週、2日の休みがある
週休2日制 月に1回以上、2日休める週がある(ほかの週は1日だけのことも)

「週休2日制」⁠と書いてあっても、毎週2日休めるとは限りません⁠。求人票では「完全」⁠が付いているか、年間休日が何日かを、必ずセットで確かめます。

3. 通勤時間⁠:わたしはドアトゥードアで1時間まで

通勤時間は、家を出てから会社の席に着くまで(ドアトゥードア)⁠で考えています。わたしの上限は1時間程度⁠で、近ければ近いほどいいと思っています。

片道1時間と30分では、1日に往復で1時間ちがいます。

片道の通勤時間 1日の往復 1年(240日出勤)⁠で
30分 1時間 240時間
1時間 2時間 480時間

1年で240時間⁠、8時間の勤務に直すと30日分⁠のちがいです。年収が少し高くても、通勤が長ければ、時間あたりで見るとむしろ下がる⁠こともあります(⁠「あなたの時間単価はいくら?」⁠)。

4. 深夜勤務と残業についての考え

  • 深夜勤務は、健康という資産をむしばむ:夜に働くと、体のリズムがくずれやすくなります
  • 残業で稼ぐ考え方はよくない:残業代で年収を上げるのは、そのぶんの時間と体力を使って稼いでいるということです
  • 残業がなくても、望む年収をもらえる会社を選ぶ:わたしは、基本の給料で希望の額に届くかどうかを、転職先を選ぶときの軸にしています

給料が業界によって大きくちがうのも、このためです。同じ働き方でも、業界を変えるだけで基本の給料が上がることがあります(⁠「給料は「がんばり」⁠より「どの業界で働くか」⁠で決まる部分が大きい」⁠)。

5. わたしの転職先の選び方

見るところ わたしの目安
年収 残業代なしで、望む年収に届くか
年間休日 最低でも120日前後。125日あればとてもいい。「完全週休2日」⁠か必ず確かめる
通勤時間 ドアトゥードアで1時間まで。近いほどいい
深夜勤務 なるべく少ないほうがいい

転職のやり方は、「転職は、1回目はエージェント、2回目はビズリーチで直接応募した」⁠と「「軸ずらし転職」⁠で、未経験の壁をこえる」⁠にまとめています。

まとめ

  • 年間休日が15日ちがうと、1年で半月分。通勤が30分ちがうと、1年で30日分の時間が変わる
  • 「週休2日」⁠と「完全週休2日」⁠はちがう。年間休日の日数もセットで確かめる
  • わたしは、通勤はドアトゥードアで1時間まで、近いほどいい
  • 深夜勤務は健康をむしばみ、残業で稼ぐのは長く続かない。残業なしで望む年収に届く会社を選ぶ

この記事はわたしの考えと経験です。働き方の向き不向きは人によってちがいます。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内に住む共働きの会社員。家族は妻と子ども1人、それに犬が1匹。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール