第5章・収入を増やす

あなたの時給はいくら? 3円安い卵のために、片道10分遠くのスーパーへ行く価値はあるか

節約をがんばるほど、つい見落としがちなのが自分の時間の値段⁠です。少しでも安く買おうとして、時間をたくさん使っていませんか?

この記事では、自分の時給の出し方と、「その時間を使ってまでやることか」⁠を考える方法を書きます。

この記事でわかること 自分の時給の出し方/時間を使う価値があるかの考え方/通勤時間の話

1. 自分の時給を出してみる

時給 = 1年の手取り(または額面) ÷ 1年に働いた時間

たとえば、年収500万円で、1年に2,000時間働いているなら、時給は2,500円⁠です。残業が多い人は、そのぶん時給が下がります。

一度計算してみると、自分の1時間がいくらなのか⁠が分かります。

2. 3円安い卵のために、往復20分

いつものスーパーより3円安い卵を買うために、片道10分遠くのお店まで行くとします。

  • 得をするのは、3円
  • 使う時間は、往復20分
  • 時給2,500円の人なら、20分は約833円分

3円得をするために、約833円分の時間を使っていることになります。

節約は「いくら安いか」だけでなく、「いくらの時間を使ったか」で考える。

3. お金で時間を買うほうがいいこと

時間の値段が分かると、お金の使い方の判断がしやすくなります。

  • 家事の時間を減らす家電:ロボット掃除機や食洗機は、毎日の手間を減らしてくれます(⁠「お金をかけてよかったもの」⁠)
  • ネットスーパーや宅配:買い物の移動の時間が減ります
  • 少し高くても近いお店:移動の時間が短くなります

逆に、固定費の見直し⁠は、一度の手間で毎月ずっと効くので、時間をかける価値が大きいです(⁠「固定費は「大きい順」に見直す」⁠)。

4. 通勤時間は、短ければ短いほどいい

時間の値段でいちばん大きいのが、通勤時間⁠です。

片道30分の通勤が60分になると、1日1時間、1年で約240時間も増えます。時給2,500円なら、年60万円分の時間⁠です。

通勤時間が短いと、

  • 家族と過ごしたり、勉強したりする時間が増える
  • 体の疲れが少なくなる
  • 毎日の小さなストレスが減る

というよいことがあります。住む場所や職場を選ぶときは、家賃や給料だけでなく、通勤時間も「お金」として考える⁠のがおすすめです。

5. 考えすぎないことも大事

時給の考え方は便利ですが、何でもお金に置きかえると疲れてしまいます。

  • 好きでやっていることは別:料理や散歩が楽しいなら、それは時間のむだではありません
  • 大きいところから考える:通勤・住まい・家事など、毎日くり返すことから見直す

まとめ

  • 時給は「1年の収入 ÷ 1年に働いた時間」で出せる
  • 3円安い卵のために往復20分使うと、時給2,500円の人なら約833円分の時間を使っている
  • 家事を減らす家電や、近いお店は、お金で時間を買う使い方
  • 通勤時間は短いほどいい。1日1時間の差が、1年で240時間になる

この記事はわたしの考え方です。

この記事を書いた人:管理人のこつこつ
都内で共働き・子ども1人と犬1匹の会社員。家計と配当の記録を、自分で作ったアプリで計算しています。 くわしいプロフィール